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ハキリアリから連想する

なかなか構成もすごいね。大変だなっと思えるほど、内容が充実している。

草原編 ハキリアリの世界

ハキリアリは体色は赤褐色、体長は3~20mmほどのばらつきがあるが、それにはハキリアリならではの特有の役割分担があるようだ。女王アリから働きアリ、監視する兵隊ありなどがいるようだ。

まずは働きアリが高いところにある葉っぱを強いあごで切り地面に落とし、落ちた地面ではそれぞれ分担したアリたちが自分の体調より大きい葉っを列を連ねて巣に運んでゆく。その量は一つの巣で年間約500㎏になる。延々と運んでゆく姿は圧巻ともいえる。ハキリアリたちは土の巣の中でキノコを育てているというのだ。

切って持ち込んだ葉っぱはキノコの栄養、肥料となる。ハキリアリは食料となる、キノコ農業を営んでいる。

農業をするアリとして節足動物ではこのハキリアリ以外には見当たらないことが、注目される所以でもあるようだが、当時にキノコであるアリタケもハキリアリの存在がないと生存できないという、生態系の不思議な連携を見た気がする。

想像してほしい。小さな働きアリが、一斉に自分より数倍も背の高い葉を担いで数百匹が行進する姿だ。

もしかして地球外生命がいて、地球人以上の能力とテクノロジーを持ち、我々人間のことをどこからか観察していたら、人間もこんな風に見えるのだろうなどという感想を持ってしまった。

ガリバーは小人島だけでなく大人島にも漂着したという。大人島の人々はガリバーをアリのような小さな生物としてみただろうか。

恐らく、優秀な地球外生命には満員電車で通勤する人間がこのハキリアリのように一斉に電車に乗り込み満員をものともせず歯を食いしばって頑張っていることが面白おかしく見えることだろう。工場で働くラインの人々はこんなハキリアリのように一列に並んで行儀よく従順に見えることだろう。

宇宙はすべて原子でできていると証明できると、昨年 村山斉教授のTV講義で受講した。人間や生物が元をたどれば原子からできたのならば、ips細胞も、血の通う血管も心臓も当然原子からつくられた。元々は人の細胞一つとっても原子由来と言えるのだろうか。究極的にはダイヤモンドも血液も多少違う原子で出来上がっていてそのことは証明できるという事だろうか。人の体にチタンをはめ込んでも違和感がないのはそういう事だろうか。

太陽系が形成されたのち、地球にはマンモスをはじめ恐竜が誕生しては消滅を繰り返して現在に至る。人もハキリアリも環境に合わせて体を進化させ順応させてきたのなら、地球上のあらゆる生命はみな友達以上兄弟以上とおもう。 

ところで人やその他の生物が原子でできているとしてその人の持つ意思や思いはどうやって発達してきたのだろうか。ハキリアリにも意思の疎通があるのだろうか。女王アリがいいとか、兵隊がいいとか、いやいや働きアリで結構だなどという個々のやりとりがあったりするのだろうか。

なんだか科学が面白く身近に思えてきた。

気候温暖化によって、地球をめぐる環境の変化は近々必ず起こりうるような気がする。地球自体は温存されるかもしれないが、100年後の地球の表情は今と大きく変わる事だろう。

地球の変化も当然過去と同じように巡るべくしてやってくるのだろう。

必ず恐ろしいことが起こるというわけではない。

良くも悪くも変化を受け入れ、それに合わせて共に生き方を変化させて人々もその他の生命も地球に生きてゆくのだろうか。

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