Single_word’s diary

smartに生きよう

個人情報は21世紀の石油⁉

 NHKBS”個人情報が世界を変える”を見直した。

 私たちが無心で発している情報はどこに行くのか。

スマホやPCに接続すれば、深く眠れる光と音を提供してくれる環境や、上手に磨ける歯ブラシ。

 食べれば体の中の情報を管理してくれるサプリメント形式のセンサーは、体の中の健康情報をひろい常に管理してくれる・・・

と言ったらうれしくなる人は多いのではないだろうか。

 いい思いをしたかったら、自分のデータ情報を提供しなくてはならない。多ければ多いほどいいサービスの提供を受けることができる、何となく複雑な気持ちにならないか。

 

 私の知っていた職場では大方は個人情報は大切なもので、完ぺきに秘匿を強いられていた。

 ところが知らないうちに世界では個人の生活様式を変えるような違う価値観が広がり、大きな利益さえ生んでいる現状があるのだ。

 価値を作りつつある、どころかすでに作っている。

 例えばある人物のfacebookのいいねをした箇所をトータルして集計.分析すれば性格の分析どころか傾向や趣味、病気、家族構成、生活様式、当然人種まで把握してしまう。

 商品の検索をするだけでその情報は知らないどこかに集積され、分析されることは可能だ。

 「プライバシーなどはありません。私の情報は大いに知ってもらいたい。私の趣味について知ってもらい、amazonでは自分の好きな本の紹介をしてもらいたい。google mapはいつも自分の位置を把握してもらい、旅行を便利にしたい。そのほうが時間のロスがない。」と言い切る人さえいる。個人のデータは21世紀の石油だというのだ。

 AIは何を買ったら一番良いかを瞬時に選択して選んでくれる。巨大企業のみか多くの企業が最先端への力を入れている、単なる運用というだけではない。プロファイリングはFBIの事件現場のみで使われるものではもはやない。

 これが光というならば、影の部分はないのだろうか。

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 一方、EUでは新たな著作権法をはじめとした市民のデモが起り、データの保護に積極的な規制を求める動きが出てきている。個人情報を蓄積することは侵害だと訴えている。

 人は疑問を持つことなく、ネットを使いEメールやSNSを使っていて、現実とは関係ないだろうと思っていることが多い。

 ゲームをすれば相手をしている友達のデータも否応なく抜き取られるのだ。データを必要という時は明確な同意を必要とし、要求があれば消去する。

 違反した企業には容赦なく制裁金が科せられる。しかし、データ保護について対策、意識ははまだまだ道半ば。

 世界には両極端な価値観がある。一方に良いことも、悪くとらえる人もいるだろう。広告業界では大衆がどのような関心をいだいているか知るために過去にも多く出回っていた。

 データを使った心理操作、データの不正操作も幅を利かせているようだ。かつてのトランプ大統領選挙の折はケンブリッジアナリティカという存在が疑われて今も解決はしていない。

 性格診断、心理操作はデータを使い分析して、精神的に不安定な人、誇大妄想的な人をターゲットにして心まで変えることができるのだ。自分のデータは守りたいが、快適な生活も受け入れたい。

 人々の心の葛藤をよそに、データ中心の世界はどこに向かってゆくのだろう。

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