韓国からの対抗措置がますます激しくなってきている。
令和になって初の終戦記念日を迎え、この 数日は過去の戦争にまつわるTVドラマや特集会談が盛んである。
韓国から見ると日本の敗戦記念日だ。
この件に関するコメントは日本の代表や知識学者などもなかなか本音の言いにくい課題といえるのだろう。
一般的に、言ってもいだろうと思えることと、言いたいことは別のように思える。
相手に配慮してあえて言いにくいことをいうことは勇気のいることだし、良かれと思って言ったことさえ相手の心理的状況によっては悪く取られることだってある。
日本は明治43年から太平洋戦争終戦まで、朝鮮半島をを植民地として扱ってきた。
その延長線上で結果的に朝鮮戦争では国を二分する結果に至ったと考える人は多い。その戦争による軍需によって国力を増した日本は、最近でこそ中国に二位を譲ったが、長く世界第二位の経済大国と言われてきた。
その様子を見て韓国国民は歯噛みをする思いはあっただろう。
最近では世界主要国として経済大国ではあるが、過去の日本からの痛手がなければこのような弟分の地位に甘んじるものか、といったところかもしれない。
だが、事実はどうなのだろうか。
最近は世界中でフェイクが流行っている。文大統領の本音はいったい何だろう。
強硬に出るかと思えば意図もあっさり翻ったり、日本は掌のうえで適当にもてあそばれているようにしか思えない。
もっとも日本が韓国の思い通りになんでも受け入れていたら、もうすでに問題は解決しているのだろうか。
お隣として揺るがぬ協調路線を築けているのだろうか。
当面の問題は徴用工問題や慰安婦の件が取りざたされて久しい。
日本の関与がなければ韓国は国家二分の憂き目にも合わず、独自の路線を一直線に走り世界がうらやむ経済強国となっているのだろうか。
世界の世論は良くも悪くも、大統領の言動は一国の代表者として世界に報道される。
代表者の品格は国民の未来を左右するし、国民もまた日本から見ると付き合いにくい人たちと言う括りとなることは否めない。
グローバルな世の中では、世界のどこにいてもあっという間に発信されるし、繋がるのも簡単ではある。
しかし、お隣通しの交流がうまくいくことが、相互に有益であることを考えると、今の状況は国と国民の中にいい影響を与えることは一つもない。
大統領の思いではひとまずわきに置いておいて、まず自国の国民にとってどうすることが正しいのか。一国の代表者の職責として考えれば、文大統領の政策がいかがなものかは誰の目にも明らかではなかろうか。