愛を定義する・・

エーリッヒ・フロム 「愛するという事

・愛は技術だろうか。技術だとしたら知力と努力が必要だ。

 それとも愛は一つの快楽であり、それを経験するかどうかは運の問題で、運がよければそこに落ちるようなものだろうか。私は愛は技術であるという立場に立っている。しかし今日の人々の大半は後者のほうを信じているに違いない。

・愛というものはその人の成熟度合いにかかわりなく誰もが簡単にしたれるような感情ではない。

・人間のもっとも強い欲求とは、孤立を克服し、孤独の牢獄から向けだしたいという欲求である。

・人々のほとんどが心の奥から愛を求めているくせに、ほとんどすべてのものが愛よりも重要だと考えているのだ。

 人々は

『金や名誉を得る方法だけが習得に値する。

 愛は心にしか利益を与えてくれず、現代的な意味での利益はもたらしてくれない。

 このようなぜいたく品にエネルギーを注ぐことはできない』とこんな風に考えている。

  果たしてそうだろうか。

・愛は能動的な活動であり、受動的な感情ではない。そのなかに「落ちる」ものではなく、「自ら踏み込む」ものである。

・愛は何よりも与えることであり、もらう事ではない。だが与えることによって、必ず他人の中に何かが生まれ、その生まれたものは自分に跳ね返ってくる。

トルストイ

愛とは自分よりは

—自分の動物的な自我よりも、他人を優れたものとして認める心である。自分の生命を友人のためにささげて悔いないような愛—

こういった愛のほかに愛はない。

マルクス 

「人間を人間とみなし、世界に対する人間の関係を人間的な関係とみなせば、愛は愛とだけ、信頼は信頼とだけしか交換できない。」

V・E・フランクル 「夜と霧

・愛は盲目にするものではなくて、むしろ視力を強めるものであり、価値を見せしめるものである。

・真実の愛の態度の対象としての精神的な人格は、愛する人間にとって他人と変わりえないものなのである。同時にそれから明らかになる事は、真の愛が時間的に永続的なものであることが保証されていることである。

海原順子

若さ、美しさ、知能、お金や地位 それらは人間の属性の一部でしかありません。

愛は属性のすべてを含め、その人のすべてを受け入れられることなのですが、条件付きの愛しか知らない時、人は相手を属性でしか見れなくなるのです。

逆に自分のアイデンティティも学歴と地位と美しさにすり替えてしまいます。きれいで美しくないと愛されないと思い込み、美しいことで愛されようとするのです。

ペック 「愛の心理療法

・本当の愛は、愛の感情の欠けている状況で、つまり愛している感じがしないにもかかわらず、愛を持って振舞う時にしばしば生じる。

・愛とは自分自身あるいは他者の精神的成長を培うために、自己を広げようとする意志である。

・誰かを愛するとき、それは努力

  —愛する者(そして自分自身)のためにもう一歩踏み出し、もう一マイル歩くという事実—

によってはじめて事実となる。愛は努力なしにはあり得ない。それどころか労多いものなのである。

キャンベル

・人は自分がどんな人間なのかわかり、あるがままの自分を受け入れられるようになればなるほど、パートナーを理解し受け入れられるようになります。自分自身を愛することのできる人が、相手を愛することができるのです。

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